会社員を辞めて7ヶ月ちょいが経過。もうすっかり日付や曜日の感覚が薄れてしまった。「平日と休日」という概念はもはや忘れつつある。
しかし、「毎日がSunday」的にダラダラ過ごしているのかと言うと、全くそんなことはない。むしろ忙しい。デザインや動画制作、執筆などの創作活動に取り組んだり、それを通じて繋がった人たちと交流したり、イベントに参加したり、何かとやることが多い。
「忙しいのは良いことだ」という言葉に対しては「いや、暇な方がいいやろ」と言いたいが、自発的な活動をしていれば確かに納得できる面もある。
つまり、自己都合だけを考えた経営者的観点から発せられる言葉なのだと感じる。だって、サラリーマンで同じことを言っている人を見たことがないもの。どうせ同じ給料しかもらえないのならば、程々に暇な方がいいに決まっている。こういう言葉は、他人に押し付けた途端に陳腐化するから、カッコつけとか社交辞令で軽率に言わないようにしよう。
やはり労働というのは強制であり、精神的暴力なんだなぁ。あんなのは、もうまっぴらごめんだ。さて、そろそろ本題へ。
9/17(水)
久しぶりにまとも書房へ。店主の久保さんとは前日も別の場所で会った。

すずひらさんがまとも書房の一箱本棚のオーナーになり、この日は本を設置しに行くということで同行させていただいた。
すずひらさんを見習いたい
すずひらさんは活動的で、いつも輝いている。僕が仕事や生き方に悩んでいた時に、希望を与えてくれた存在だ。僕にとっては憧れの存在だし、尊敬している。プロの作家としての自覚を持ち、それに伴う責任感や覚悟のようなものも感じる。それを間近で見せてもらえるのは本当にありがたい。
積極的に、やれることはすべてやるという前のめりな姿勢。自分の仕事は自分で作っていく。それしか、この資本主義社会の中で搾取されずに生き残る方法はないのかもしれない。お金じゃなくて、魂で動く、なんだよな。
僕もそうなりたいと思っている。デザインを中心とした創作活動が僕の魂の居場所だ。できれば受注案件=2割、自分の創作活動(動画、写真、執筆など)=8割くらいの比率で日々を構築していきたい。あくまで理想だけど、実現したいなぁ。
ありがたいことに、仕事をくれる仲間が何人かいる。彼らの仕事には常に120%の力で取り組んでいる。「自由に遊んで良いよ」と、そう言ってチャンスを与えてくれる彼らを全力で驚かせてやりたいと思っているからだ。
話が逸れたので戻そう。
まとも書房で待ち合わせ
16:00にすずひらさん&まちぇっとさんとまとも書房で待ち合わせだったので、15:52着の電車で枚方公園駅へと向かった。まさかこの駅に何度も訪れることになるとは思ってもみなかった。
まとも書房に入ると、すでに二人とも到着していた。カイシャク堂さんもいた。カイシャク堂さんは、久保さん主催のイベントでよくお会いする方で「軽率に退職をそそのかすナイト」や「枚方ブックバザール」でもお話をさせていただいた。
まちぇっとさんは店主の久保さんと話し込んでいて、すずひらさんは自分の棚作りに励んでいた。久保さんにご挨拶し、差し入れとして駅前のFRESCOで購入したサッポロ黒ラベルを冷蔵庫に納品した。
本棚設置作業
雑談もそこそこに、すずひらさんを手伝うことに。
本に挟み込む売上スリップみたいなものを一緒に作成した。幅3cm×高さ10cmくらいの短冊状の紙に手書きで「考働、1,000円(税込)、すずひらブックス」と書き込み、本のページ間に挟み込んでいく。7冊分作った。すずひらさんは自身の単著用に、同様のものを作っていた。
それが完了した後は、「すずひらブックス」の棚用看板。A4の紙にロゴをプリントしたものをすずひらさんが準備していたので、それを10cmの高さになるように折り曲げる作業をした。久保さんにカッターとカッターマットを借りて、定規で測って丁寧に折り曲げたのだが、余白のバランスをミスり、下の方が白場が多くなってしまった。いらんことをして、すみません。でも、無事に棚が完成して良かった。

雑談後、京橋へ繰り出す
その後、まとも書房の2階に上がらせてもらい、しばし談笑。壁や床のリノベも進み、めちゃくちゃ素敵空間になっていた。
7/13のOPEN記念ビアガーデンパーティで来た時よりも、かなりアップデートされている。久保さんも超行動的!本当にすごい人だ。日々、進化が止まらない。
こういう「自分の拠点」を持っている人が羨ましいなぁ。男は秘密基地に憧れがあるものだ。もちろん、それなりのお金や苦労と引き換えに場を作っているわけなので、お気楽なものではないのだろうけど、いつか僕も自分のワークスタジオを持ちたい。
今は自宅マンションのリビングの一角にワークスペースを設けて作業をしているのだけど、やはり家族の往来や生活音が気になって集中できない時がある。利便性を考えると、自宅兼事務所みたいな方がいいなぁとは思うのだけど、生活空間とは完全に分離させたい気持ちがある。田舎への引っ越しを目論んでいるので、実現したらボロい一軒家を購入してリノベでそういう風にしたい。
久しぶりのまとも書房を堪能した後は、すずひらさん、まちぇっとさん、カイシャク堂さんと僕の計4名で京橋へ。晩飯がてら飲みにいくことに。
久保さんも来れるといいなぁということで、まちぇっとさんがお声がしてくださり、まとも書房閉店後に合流することに。嬉しい!!
文フリ福岡へ行きたいが
京橋の安居酒屋へ入り、ご飯を食べながら、10月5日に迫った「文学フリマ福岡」の話などをした。すずひらさんも久保さんも出店するらしいので手伝いに行きたいなぁとは思うのだけど、コスト面で非常にハードルが高い。
夜行バスなら移動費は最安だが、自分の体力を考えるとキツそうだ。そうなると前乗りするか?となるけど、それだと結局当日に新幹線で移動した方が安くなったりする。しかし、そもそもそれが高い。往復費だけで3万円くらいになる。ここに飯代、宿代も加えると軽く5万円は超えてくる。これはキツイ。まちぇっとさんもほぼ同じような感じで悩んでいた。アンチワーク界隈は金がないのだ。
それに、同じくらいのお金をかけるなら11月の「文フリ東京」の方に行きたい気持ちが強い。欲しい新刊も多分出ているし、東京の知り合いにも会えるし、一石二鳥だ。福岡には行きたいけど、東京のために温存しようかなぁ。
無職関連イベント
その後、久保さんも駆けつけてくれて、無職関連イベントについてのアイデアで盛り上がったりした。
先日のブログにも少しだけ書いたのだけど、久保さんは今年の5月に「無職サミット」というイベントを開催し、駒沢オリンピック公園に50人以上(推定)の無職関係者(?)を集めた実績がある。あのイベントは良かったよねという話になり、またそれ的な何かを開催して欲しいという要望から話が膨らんでいった。
そのアイデアのひとつが「MUSYOKU SONIC(無職ソニック)」というフェス的なイベント。音楽×文学は親和性が高そうだし、人が集まるモチベとして相応しいような気もする。みんなでバンドを組んだりして、ひとつの目標に向けて一緒に頑張るのも楽しそうだ。同じ会場で本を売ったり、そのためにステージでパフォーマンスをするのもいい。場所や運用コストなどの問題はあるが、もし実現できるのであればぜひ参加したいと思える魅力的なイベントだ。
もうこの日については書くことがない。あるかもしれないけど、いいや。おわり。
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